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●納豆菌●
最近聞くことの多い納豆菌は良質の腸内細菌として注目されています。
腸内細菌と呼ばれる細菌群は数多くありますが、善玉菌が安定しますと体の免疫力が高まり、健康維持に非常に有効であることがわかっています。この分野はプロバイオティクスと呼ばれる学問として確立しています。
納豆菌が作り出す納豆キナーゼという酵素は血栓を溶かしますので、心臓疾患や脳梗塞などの予防に良いこともわかっています。また納豆菌は病原菌にたいする抗菌作用があり、チフス菌や赤痢菌、それに病原性大腸菌O-157などの感染予防にも有効です。
納豆菌は様々な消化酵素を生み出し、人間にとっては消化の難しい大豆の蛋白質などを分解してくれます。これらの酵素は、蛋白質をアミノ酸に分解する「プロテアーゼ」、デンプン質をブドウ糖に変える「アミラーゼ」、中性脂肪をグリセリンと脂肪酸に分解する「リパーゼ」、繊維質を糖質に分解する「セルラーゼ」、その他に「ウレアーゼ」「パーオキシダーゼ」「カタラーゼ」「ペクチナーゼ」などです。
ビフィズス菌なども有益な腸内細菌として知られていますが、ビフィズス菌は経口投与されても腸に到達する前に胃酸などで死滅してしまいます。しかし納豆菌はしぶとく生き残り、腸内で繁殖し、消化を助けてくれます。
また大豆に豊富に含まれるセルロースと、納豆菌が作り出すオリゴ糖は、善玉菌のビフィズス菌などを繁殖させる働きがあり、納豆菌自体の働きに加え、他の善玉菌の働きも活性化させることによる整腸作用があります。
そのほかにもガンの予防や骨粗しょう症・更年期障害・美容などに良いといわれていますが、ただ、この場合は納豆菌が直接効果があるのではなく、納豆菌によって発酵した大豆が色々な有効成分を含んでいるということですので、「納豆菌」ではなく「納豆」として食べることに意義があるでしょう。
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