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◆ハーブ系ダイエット薬、エフェドラの危険性◆
エフェドラ(Ephedra)というのは、ハーブ系の薬品で、ma huang という名前でも知られています。中国原産で、漢字では「麻黄(マオウ)」と書きます。漢方では、鎮咳、解熱、発汗剤として使われます。
アメリカでは、活動性を高め、筋肉質の体を作りたいボディビルダーや体重コントロールをしたいダイエット中の人、ハイな気分を味わいたい人などに使用されています。日本でも輸入販売されており、インターネットで「エフェドラ」を検索すると、多くのサイトが見つかります。スマートドラッグ、合法ドラッグ、生活改善薬、減量関連商品、ダイエット情報などのサイトです。それらのHPでは、エフェドラの危険性に関する情報はほとんどありません。
アメリカでは、エフェドラの副作用の事故が続発し、FDA(食品医薬品局)が対策に乗り出しました。
エフェドラ、麻黄の名前も有名になってきたようですが、このエフェドリンは血管収縮作用が強い薬です。注射では緊急の低血圧などに使用しますし気管支収縮作用がありますので咳止めとしても内服でも処方されます。
これの副作用が食欲不振などの胃腸障害で、この作用を使ってダイエットを成功させるというわけです。
医薬品としてのエフェドリンは、交感神経様作用を持ち、気管支を拡張して、呼吸困難を改善します。気管支喘息、感冒、肺結核、上気道炎などに伴う鎮咳、鼻粘膜の充血・腫張などに使用されます。副作用として、不眠、神経過敏、ふるえ、悪心・嘔吐、頭痛、頭重、排尿困難などをきたします。
長期連用によって、不安、幻覚を伴う精神症状が現れることがあります。
中枢興奮作用を有し、過量に用いると不整脈や心停止を起こす場合があります。
エフェドリンは、メタンフェタミン(覚せい剤)と化学構造式が類似し、覚醒作用を持っており、しばしば薬物乱用者の乱用対象薬となっています。そもそも覚せい剤、アンフェタミン類はエフェドリン合成過程から開発されたものです。現在でも、エフェドリンは、覚せい剤密造の原料となっています。オウム真理教もエフェドリンから覚せい剤を合成したと聞いています。
ダイエット用の製品にもこれらが表示なしに混入されていた例は枚挙にいとまがありません。サプリメントと称して販売されているものに、「心臓病や高血圧の方は使用しないでください。」などと但し書きをつけて販売しているダイエット薬は疑って見た方が良いのではないでしょうか。大抵はこうした昇圧物質のエフェドリン、エフェドラ、麻黄などが使用されているのが現実です。
ちなみに日本薬局方ではエフェドリンは「劇薬」に指定されています。10%を超えて含有するものは、覚せい剤取締法により、覚せい剤原料として規制されています。
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